大人気漫画「ワンピース」が「週刊少年ジャンプ」連載開始(1997年7月22日)から2021年4日発売号で1000話を迎えた。これを記念し集英社は様々なキャンペーンを行っている。

1月8日にはYouTube上で「ワンピース」担当編集者が特別番組を生放送した。その中で担当者のスマホ画面が映り、ダウンロード一覧の中に18禁マンガの「海賊版」サイトがあった。集英社は出版社の中でも特に海賊版サイトの撲滅に熱心だとして知られている。

 

「ONE PIECE制作」の裏側を許される限りお届けする

 

Twitterの「ONE PIECE」の原作公式アカウントは1月8日、

「#ONEPIECE1000LOGS の記念企画を生配信で解説 YouTubeで観よう」

と番組へのリンクを張ってファンに呼びかけた。「ONE PIECE」の原作公式アカウントとは、ジャンプ編集部の担当・ナイキンさんとタカノジムさんが多忙な作者の尾田栄一郎さんに代わり、ここでしか見られない「ONE PIECE制作」の裏側を許される限りお届けする、というもの。

番組が始まり2人は「#ONEPIECE1000LOGS」などについて語っていて、一人の編集者がスマホを出し番組の動画にリンクさせたところ、スマホのダウンロード履歴が映り、「【エロ漫画】コミック エグゼ28」が表示されてしまった。「少年ジャンプ」を愛する少年少女には何が起こったのか分かるはずもないが、掲示板「5ちゃんねる」で話題になり、まとめサイトがそれを取り上げネット上に拡散した。

「コミック エグゼ」というのは悪質な海賊版サイトで、18禁のエロ漫画を集め無料で公開している。

 

問題となった生放送動画のアーカイブはいまだに公開されず

 

日本国内では今年1月1日から海賊版と知りながら漫画をダウンロードするのは犯罪行為であり、悪質な場合は2年以下の懲役か200万円以下の罰金、またはその両方が科される。出版広報センターの調査では、海賊版サイト数は国内外に500以上あり、近年では2018年4月に閉鎖された「漫画村」が有名だ。人気のサイトには日本国内からだけで月に1億回以上ものアクセスがある。コンテンツ海外流通促進機構によれば日本のコンテンツのオンラインによる海賊版の被害は19年で3333億円から4300億円と推計している。

 

日本の出版業界はこの海賊版の排除に力を尽くしていて、特に人気漫画作品を多く抱える集英社が撲滅に熱心だとされている。そうした中で起こった今回の海賊版サイトからの18禁のエロ漫画ダウンロード騒動。「ONE PIECE」の原作公式アカウントには批判が殺到し「炎上」が続いている。生放送をした動画のアーカイブを公開すると当初は告知していたが、この騒動で1日経った9日になってもアップはされていない。集英社はこの騒動についてどんなコメントをするのか、ファン達は心待ちにしている。

(リンク)

ONE PIECEスタッフ【公式】「#ONEPIECE1000LOGS の記念企画を生配信で解説 YouTubeで観よう」

*動画は再生できません

https://www.youtube.com/watch?v=_POhnWK7TeQ