NHKから自国民を守る党の丸山穂高衆議院議員(37)がネット報道番組「虎ノ門ニュース」(2021年1月21日)に出演し、2019年5月の北方領土「ビザなし交流」の際に「これから外出して女買いに行くんだ」「おっぱい、おっぱい、俺は女の胸をもみたいんだ」などと叫んだのは「捏造記事」だと明かした。

元島民の訪問団団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と質問し議員辞職要求をされたことを含め全て「ハメられた」可能性があるという。

 

「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか?」の件

 

「飲み会の場で酔っぱらって下ネタ言ったとか、言ってもないのに、テキトーなんですよ」

丸山議員はそう語り出した。19年5月の北方領土「ビザなし交流」に丸山議員は衆院沖縄北方問題特別委員会の委員として参加していた。騒動の始まりは5月11日夜の国後島の施設「友好の家」での懇親会。酒に酔って元島民の訪問団団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などと絡んだ、というもの。

丸山議員は、

「懇親会の場なんで(戦争発言は)いきなり言わないですよ。録音が残っていてそれを聴いた朝日さんなど左派系の新聞がバッと取り上げて、記者会見を4回も5回もやったけれど私が全然屈しない(発言には何の問題もないと主張)ので、いろんな捏造もそうですし、ひたすら(メディアからの)バッシングが酷くなりしました」

と語った。つまり、「これから外出して女買いに行くんだ」「おっぱい、おっぱい、俺は女の胸をもみたいんだ」というのは捏造記事だったわけだ。ただし、「戦争」の質問をした訪問団団長が気分を害したわけだから、団長には謝ったという。

 

ロシアは北方領土を返還する気などない

 

丸山議員は「戦争」発言が国会議員に相応しくないということで2019年6月6日、国会の議員辞職要求に当たる「糾弾決議」が衆院本会議のなか全会一致で可決された。そもそも罪を犯したわけではないし、現在罪を問われ獄中にいる国会議員にも適用していない。そんな「糾弾決議」を受けるのは異常事態だ、とした。

番組内の特集で丸山議員は「ビザなし交流」に参加した経験を踏まえ、北方領土問題について解説をした。その中で出てきたのは「ロシアは返還する気がない」「外務省も及び腰」「日本はロシアに騙されお金を貢いでいる」「返還事業を含め『利権化』している」というもの。

番組に出演していたジャーナリストの有本香さん(59)は丸山議員の話を聞いて、国会議員が「戦争」の議論をしても何の問題もないわけだから、丸山議員の「糾弾決議」に至る一連の流れは、

「いつか(丸山議員を)ハメてやろう!と思っていた人が、私、絶対いると思うわ。これ、陰謀論じゃなくて」

とした。

 

丸山議員をハメようとしている人は何人もいる?

 

その理由は、丸山議員が北方領土問題について番組で語った内容からで、

「でも、分かりましたね。丸山さんがあそこまでバッシングされたのは、今(丸山議員が)仰った様に一番ヤバイ所に触っているからなんですよ。アイヌもそうですけど、完全に利権化してますよ。北方領土返還運動だって全然キレイなものではないですからね。そういう所にグイグイ触って行くことによって、いつか丸山さんをハメてやろうと思っている人が、私、何人もいると思う」

とした。

丸山議員は先の騒動について、悪い事ばかりでもなかった、とも語った。それは顔が売れて「全国区」になったこと。そして「虎ノ門ニュース」に出演し、長い時間枠で自分の主張ができるようになったこと、なのだそうだ。

(リンク)

丸山穂高衆議院議員公式HP

http://www.h-maruyama.jp/

丸山議員、北方領土「戦争による奪還」発言の音声(時事通信映像センター)

https://www.youtube.com/watch?v=nDOZMORsTeU