高須クリニックの高須克弥院長(76)が、4期目の当選を果たした河村たかし名古屋市長(72)との絶交宣言をした2021年4月26日の翌日、武田邦彦中部大学総合工学研究所特任教授(77)の動画がYouTubeにアップされた。
武田教授は河村市長と20年来の「深い」交友だとし、河村市長は「嫌われ者」「裏切り者」そして「周りの人が去っていく」と明かした。しかし、「こういう人が日本の首相に相応しい」とも。いったいどういうことなのか?
県議会で「あいちトリエンナーレ」批判が起きない理由
「なんで河村さんの敵が多いのかというと、周囲の人に見返りや利権を与えないからですよ」
と武田教授は語った。河村市長の周りに来る人は利権を目的にやって来る。河村市長の地域政党・減税日本の中でさえもそういう人がいる。市議も県議もメディア(記者)も見返りを求めてやってくる。そういう人たちは年収が1500万円以上のエスタブリッシュメント(エリート)であり、エリートは役得があるのは当然だと思っていて、河村市長と親しくしているんだから猶更と考える。しかし、
「河村さんはそれ、全然関係ないんですよ」
4期目の市長選は逆風が吹きまくっていた。特に「あいちトリエンナーレ」を巡っての大村秀章愛知県知事(61)のリコール不正署名問題などがあった。だがこの逆風の裏側にあるのは市議の議員報酬大幅カット。「恨み骨髄」だったという。「あいちトリエンナーレ」については、昭和天皇陛下の遺影を焼いたり、日本のために戦った英霊を侮辱する展示があった。河村市長と高須院長らが大村知事のリコール運動をしたが、県議会ではこうした展示を批判する激しい議論は起きなかった。武田教授はこう言い放った。
「河村さんが首相になるのが一番いいですよ」
「それは政治グルだからなんですよ。知事、県議、市議、メディア、商業、工業の指導者たち、全部グルになってエスタブリッシュメントの利権を分け合っている。これは絶対ダメなんですよ。これは政治を辞めた方がいい」
逆風の中、それでも4期目の当選を果たした河村市長。接戦ではあったが「国民の意思は正しい」と武田教授は思ったという。
「河村さんは本当に変わり者ですから、言葉遣いも変わり者だし」
お金を求めて議員になったり首長になる人が多い中、河村市長はお金に関係なく本当に名古屋市のために仕事をしている。
「私は国会議員を含めて、河村さん以外にそんな人は見たことがない。首相になるのが一番いいですよ」
これからも河村市長は政治信念を変えずに、少しだけ政治スタンスを変えて、もう少し頼りになる妥協的な人と一緒に仕事をすれば、河村市長の立派さが際立つ。
「こういう立派な人をみんなで評価することが、日本にとって重要なことだと思います」
として動画を終了した。
(後編終わり)
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