天皇陛下は2021年2月23日に61歳の誕生日を迎えられた。誕生日に際しての記者会見が2月19日に開かれ、その映像が流れるとネットでは「こんなことを質問されるのか」「天皇陛下の誕生日なのに」といった悲鳴も上がった。秋篠宮さまの長女眞子さまの結婚について質問されたからだ。
そのお答えはネットに大きな歓声をもたらした。それは眞子さま(29)と小室圭さん(29)の結婚に反対する国民がいかに多いかを分からせた。そして天皇陛下のお言葉を、秋篠宮さまに対する苦言だと捉えている人もいる。
眞子さま「天皇皇后両陛下は私の気持ちを尊重している」
「秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが、陛下はどのようにお考えですか」
何ともストレートな質問である。これは19日に行われた天皇陛下の誕生日に際しての宮内記者会による質問の一つだ。誕生日の記者会見はあらかじめ記者会が質問を用意し宮内庁に提出。その中から天皇陛下と相談のうえでお答えになるものをチョイスし原稿を作り、天皇陛下がお話になる、という流れになる。そのため眞子さまと小室氏の結婚は、天皇陛下が語りたい内容だった、と想像できる。
それはなぜかというと、眞子さまは2020年11月13日、宮内庁を通じて小室圭さんとの結婚に関する「お気持ち」を公表されたからだ。そこには、
「結婚に向けて、私たちそれぞれが自身の家族とも相談をしながら進んでまいりたいと思っております」
という強い意志と、
「天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております」
という内容だった。まるで天皇陛下が2人の結婚を認めているかのようだ。
「破談を願うと解釈しました」
実はこれがネット上でちょっとした論争になった。「眞子さまは天皇陛下を利用している?」とか、「小室さんを知らないのではないのか?」といったもので、少なくとも天皇陛下の印象を上げるものではなかった。
天皇陛下はこう質問に答える。しかも記者席に目線を据え、力を込めている。
「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」
するとネットでは、
「破談を願うと解釈しました」
「まあ、平たく言えばいい加減別れろや、って意味でしょうね」
「わたくしめもそう思います」
「国民が納得してくれないからだめだ、っていう意味に取れた」
などといったことが掲示板に書き込まれた。
秋篠宮さま、そして秋篠宮家に対する「苦言」と捉える人も
また、
「天皇陛下にこんなこと言わせる結婚って、もうそもそもね…」
というのもある。
一方でこの発言は、眞子さまの結婚問題で国民を騒がせることになった秋篠宮さま、そして秋篠宮家に対する苦言だと捉えている人もいる。というのも天皇陛下はこの発言をされる前に、
「皇室の在り方や活動の基本は、国民の幸せを常に願って、国民と苦楽を共にすることだと思います」
と語ったこと。そして、
「秋篠宮は、『皇嗣としての責務に深く思いを致し、務めを果たしてまいりたく存じます』と述べたことを心強く聞きました。秋篠宮には、皇嗣として、その職務もますます重いものとなっていきますが、秋篠宮妃共々、身体に気を付けながら、務めを果たしていってもらいたいと思います」
と語っていたからだ。
(リンク)
「天皇陛下の61歳のお誕生日記者会見」(SankeiNews)
https://www.youtube.com/watch?v=cVr6xDg8QX0