中学生を性被害から守る法改正の勉強会で、「50歳近くの自分が14歳の子と同意の上で性交して捕まるのはおかしい」と立憲民主党衆議院議員が発言した、とされる問題。ネット上では犯人探しが始まっている。

2021年6月2日の「性的同意のあり方」勉強会に出席した3人の男性議員に絞られているのだが、発言が出たのはこの日ではなく濡れ衣の可能性がでてきた。

「疑惑は深まった!!!」

産経新聞は6月4日に独自スクープとして、

「『50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい』立民議員が主張」

という記事を配信した。発言したのは性犯罪刑法改正に関するワーキングチームの50代の議員。「年の離れた成人と中学生の子供に真剣な恋愛関係が存在する場合がある」とも語ったという。また別の議員も「中学生への性行為を一律に犯罪とすることに疑問を呈した」と書いている。

ネット上では誰の発言か犯人探しが始まり、直近の勉強会(6月2日)に出席した泉健太衆議(46)、近藤和也衆議(47)、寺田学衆議(44)に絞られた。Twitterでは、

「有権者に、ご自身の考えをお伝えするのは、政治家としての責務と考えます」

との3人に対する公開質問状も出て、議員たちは6月5日、

「私が参加した場で、そのような発言は耳にしていません」(泉議員)

「私も参加した中でそのような発言はありませんでした」(近藤議員)

と返答した。これに対し、

「耳にしていないが口にした事は否定していない。疑惑は深まった!!!」

というリプが出た。泉議員は、

「口にしてません」

と返答。するとこんなやり取りになった。

産経新聞はひどい捏造をした事になる

「一応主語をお伺いしておきます。口にしていないのは『あなた』ですか?それとも出席した『立憲議員全員』ですか?」

「聞いてもいないし言ってもいない事が記事になるなら産経新聞はひどい捏造をした事になりますが、抗議しないのですか?」

「記事の内容からして発言者は立憲議員の3人に絞られます。事実無根なら産経に対し抗議するのが当然だと思います」

などのリプが付いた。寺田議員はこの件について口を閉ざしているが、刑法改正ワーキングチームの座長であり、「性的同意年齢」引き上げの強力な推進者のためこうした発言をするとは考えにくい。しかし、

「寺田学は何も説明しねーの?事実無根の捏造なら産経に抗議しろ。何のための座長?????」

といった抗議がTwitterに寄せられている。

ところが、「50歳近くの自分が、、、」発言は6月2日の勉強会で出たものではない可能性が高いのだ。

立民は誰の発言だったか公表する必要がある

それは産経新聞が発言があった日時を書いていないこと。そしてこの日、桃山商事の清田隆之代表(1980年生まれ)が講師として参加していた。その清田さんが6月4日、産経新聞の記事にリンクを貼りTwitterでこう呟いていた。

「ニュースになってる発言はこの日の会で出たものではないので驚き&ショックですが…恋愛相談やクソLINEの事例を紹介しながら性的同意を考える内容に、みなさん熱心に耳を傾けてくださいました」

つまりこの3人の議員は濡れ衣だったのか?産経新聞の報道が事実ならば、立憲民主党は誰の発言だったのか公表する必要があるのではないだろうか。

 

(リンク)

立憲民主党公式HP(6月2日「性的同意」のあり方について勉強会報告)

https://cdp-japan.jp/news/20210602_1465

 

産経新聞「『50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい』立民議員が主張」

https://www.sankei.com/article/20210604

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