モデルでタレントの吉川ひなのさん(41)が、自宅での水中出産の様子をInstagramとYouTubeで公開したところ、「具合が悪くなった」という悲鳴が挙がった。出産に使ったプールの水が映っていたからだ。さらに、医療関係者から「恐怖感しか出ません」との声も出た。出産は何が起こるか分からないため、設備の整った産婦人科で産むべきであり、もっと危機感を持ってほしい、というのだ。
妊娠や出産を納得できるまで追求したい
ハワイ在住の吉川さんが、3人目のお子さん(第3子女児)を出産したのは2021年6月。そして水中出産をした思いを7月10日にInstagramで語り、11日には出産まで4日間のドキュメンタリー動画をアップした。両方に出産直後と思われるモノクロ写真を使っていて、出生プールの中でお子さんを抱く吉川さんと、吉川さんを後ろから抱く女性の姿が映っている。吉川さんは水中出産について、
「わたしは1人目の出産体験を経て、もう少しだけ欲張りになって妊娠期間や出産に対して納得できるまで追求してみるようになった」
と書いている。吉川さんのInstagramには、
「すごく感動して、泣いちゃいました。旦那様が撮ったひなのちゃんがどれも幸せな笑顔で、見ていて幸せな気分になりました」
「ひなのちゃんの考え方と行動、言葉や表現にインスパイアされてます。学ぶことはいくつになっても大切なことですよね」
「とても大切な事をみんなに伝えて下さって本当にありがとうございます」
といった祝福コメントが寄せられているのだが、他の掲示板を見るとかなり趣が違っていて、驚きや批判意見がかなり多いのだ。
「白黒でもちょっとグロだよね…水の色が」
掲示板「ガールズちゃんねる」が真っ先に飛び付いたのは出産直後の写真で、「そりゃ白黒になるよね」だった。続いて、
「白黒でもちょっとグロだよね…水の色が」
「なんかカラーバージョンを想像しちゃって具合悪くなった」
「本当に水が黒ずむくらいの量出るんだ…出血多量とかならないもんなんだね…想像しただけで怖い」
とし、カラー写真を掲載しない常識があり安心したけれども、そもそもこんな写真をアップする神経はどうなっているのか、という議論になった。Yahoo!ニュースの「ヤフコメ」では、水中出産を自宅で行ったことに悲鳴が上がった。オペ室で長年働いて来た看護師を名乗る人は、
「この写真で涙は出ません 恐怖感しか出ません 母児共に突然瀕死状態でオペ室に飛び込んでくる症例何度ぶち当たったか」
と憤った。
「自然のままに出産」と考えやってみたが
そしてその看護師は、出産は自然なことだがいつ何が起こるかわからない。医療に恵まれた国なら産婦人科やNICU(新生児に特化した専用のICU)のある病院で産むのが安全であり「危機感をもっと抱くべき」と書いた。またこうしたものもある。吉川さん同様に「自然のままに出産」を考えやってみたところ、異常が出た。
「生まれてすぐ1秒を争う状態で搬送から手術までできたのは、何かあった時に備えていてくれる医療施設のお陰でした。(吉野さんのケース)のきれいなところだけ切り取れば憧れるのもわかるけど、そうでないケースも知った上で選択して欲しいですね」
また、
「これって全部自分が好奇心からやりたいことであって、母子共に安全な方法ではないよね。ま、お気楽だよ。。。」
「わたしの考え(吉野さんの考え)は別にイイんだけど、発信することでの影響力や、そこから生まれる迷惑とか考えたりしたいのかなぁ」
ということも書き込まれている。
(リンク)
吉川ひなのInstagram
https://www.instagram.com/p/CRJJ6evHMqG/
吉川ひなのYouTubeチャンネル「自宅出産ドキュメンタリー」