埼玉高速鉄道の浦和美園駅で駅長を約6年半にわたり務めてきた雌のイエウサギ「ラビたま」が2021年12月18日に引退することが分かった。高齢が理由で、引退後はウサギの飼育経験が豊富な鉄道社員の家で余生を送る。18日には引退セレモニーが行われる。

透明なゲージの中で改札を見守っている

現在7歳10カ月の「ラビたま」は、人間でいえば70歳。2015年6月に同鉄道が埼玉県こども動物自然公園(東松山市)から譲り受け駅長に就任させた。現在は月、水、金曜日の朝9時から11時30分まで出勤し、透明なゲージの中で改札を見守っている。近隣の保育園や幼稚園が駅を通る散歩コースを設置、「ラビたま」に会えるようにするなど地域住民から愛されてきた。

同鉄道の公式ホームページには「ラビたま」の引退コメントが掲載されている。

「私事ですが、もういい歳なので、埼スタ線の駅長を引退する決意を固めました。人間でいうと、70歳を超えているしね…。在任中は、地域の子供たちや埼スタ線を利用される多くの皆さんが、たくさん会いに来てくれてうれしかったよ。これからは、やさしい駅員さんのもとで、老後の生活を満喫します!!ラビたま」

「ラビたま」が居ると癒されてました

引退セレモニーは18日の10 時から12時まで埼玉スタジアム線「浦和美園駅」改札外コンコースで行われる。内容は辞令交付のほか引退記念缶バッジ配布、写真撮影コーナーも設けられる。「ラビたま」の引退にネットでは、

「駅を利用する時にラビたまが居ると癒されてました。今までお疲れ様でした。引退後はのんびり過ごしてください」

「元気なうちに引退なのね。第二のうさ生、元気に楽しくお過ごしください。お疲れさまでした」

「引退の前に一度見に行きたいです」

といったことが掲示板に書き込まれている。

 

(リンク)

埼玉高速鉄道 埼玉スタジアム線公式HP

https://www.s-rail.co.jp/

埼玉高速鉄道 埼玉スタジアム線公式Instagram

https://www.instagram.com/p/CPFnUoVHUpB/