ドナルド・トランプ前大統領がTwitterに復帰すのかどうか話題になっている。Twitter社が米富豪イーロン・マスク氏の買収に合意したからだ。マスク氏は「自由で開かれたTwitter」として経営に挑む。米Fox Newsは、マスク氏はいい人でありTwitterを改善するだろうとしたうえで、「復帰しない」とするトランプ前大統領の談話を報じた。しかし、それを信じる人は少ない。
「暴力を扇動するリスク」で永久凍結
米富豪イーロン・マスク氏(50)が440億ドル(約5兆6000億円)でTwitter社買収を持ち掛け、Twitter社は2022年4月25日に買収合意を発表した。そこで俄然注目を集めたのがトランプ前大統領だ。昨年1月6日の国会議事堂の暴動で、「暴力を扇動するリスクがある」とし、Twitter、Facebook、Instagram、Snapchatのアカウントを永久凍結された。トランプ前大統領といえばTwitterによる発信。凍結によってSNS上で羽を無くした鳥のような状態になった。
米Fox Newsは4月25日、バイデン政権下のホワイトハウス、ジェン・サキ報道官(43)へのこんな質問から記事をスタートさせた。記者から、
「バイデン大統領は、トランプ氏がTwitterを再開することについて懸念を持っているか?」
というもの。サキ報道官は、
「架空の政策において何が起きるかは、現時点ではそれについて話すつもりはない」
としたうえで、バイデン大統領は誰がTwitterを所有・運営していても、国民の日常生活に及ぼす害が出た場合、Twitter発信ユーザーが責任を負わなければならないと主張してきた、と説明した。そして記事はトランプ前大統領のコメントへと移る。
「復帰しない」とは言っているが、、、
トランプ前大統領は米Fox Newsの取材に対し、
「私はTwitterを再開するつもりはない」
とした。マスク氏はいい人でありTwitterを改善することを願っているが、自分は新たなSNS「TRUTHing」の立ち上げの準備をしており、来週にも本格稼働させる。ここには何百万人もの人々が参加することになり、その人たちの反応はTwitterよりもはるかに優れてる。Twitterには偽アカウントやボットも多い、とし、
「肝心なのは、いや、ツイッターには復帰しない」
と付け加えた、としている。
ネット上ではトランプ前大統領のこの発言をそのまま受け取っていいのか、という感想が多い。
TwitterとTRUTHing天秤にかけると明らか
というのもトランプ前大統領にとって、Twitterは慣れ親しんだ存在であり、マスク氏との関係も良くTwitter社経営に期待しているのは間違いがない。そもそも「TRUTHing」に注力すると言ってもまだ立ち上がっていないサイトであり、現在のTwitterの影響力を考えれば、復帰を拒む理由など無いからだ。ネットでは、
「戻ればいいのに Twitterのトランプだろ」
「イーロン・マスク体制のもと、おそらくトランプ前大統領はTwitter復帰するだろう」
「あのツイート大好き爺さんが戻らないわけないだろ」
「Twitterはトランプ前大統領のアカウントを復活させ、言論の自由を取り戻すだろう」
「トランプ前大統領のアカウント早く復活しますように」
などといったことがTwitterや掲示板に書き込まれている。
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(リンク)
米Fox News「Psaki avoids saying whether Biden is concerned Trump could return to Twitter after Musk purchase」
https://www.foxnews.com/politics/psaki-dodges-biden-concerned-trump-twitter