「羽生結弦による決意表明の場として記者会見を開催いたします」―――羽生選手をマネジメントする「team Sirius」が2022年7月18日、メディア各社にプレスリリースを発信した。今日の明日であるため、相当緊急を要するものなのだろう。

今シーズンも高みを目指し頑張ります

実は、今月7月1日からフィギュアスケートの新シーズンが開始となった。GPシリーズは10月下旬から始まり、「アサイン(選手の国別出場割り当て)」が終わっていてもおかしくはないのだが、羽生選手はいまだに未発表だ。これが「引退」と結び付けられる要因。だが、国際スケート連盟(ISU)はウクライナ問題があるロシア、新型コロナ感染拡大の中国、この2国での大会開始を中止すると発表している。代わりに開催されるのはイギリスとフィンランド。そのためアサインが難航しているというのが現状だ。そして7月1日、ファンにとって嬉しいニュースが流れる。日本スケート連盟(JSF)は公式HPを更新。羽生選手の新メッセージを掲載した。

「いつも応援いただき本当にありがとうございます。今シーズンもより高みを目指して頑張ります」

一方で、10月8日(土)に開催の「Japan Open 2022」(さいたまスーパーアリーナ)の出場者に、羽生選手の名前は無かった。

「ゆづが思うベストな選択を」

「team Sirius」のプレスリリースには、

「この度弊社がマネジメントしている羽生結弦(ANA所属)による決意表明の場として下記の通り記者会見を開催いたしますのでご案内いたします。直前のご案内になりましたが、 万障お繰り合わせの上、 ご出席賜りますようよろしくお願いします」

と書かれている。Twitterではこのニュースに対し、

「どんな決意でも受け入れるよ。ファンとして、ゆづが思うベストな選択を」

「羽生選手が決めたことなら全力で応援するのみです」

「ずっと気が動転してますが、羽生選手の今思っていることをしっかり見て聞きたいと思います」

というtweetが出て、多くは「引退」発表に怯えているようだ。ただし、

「『引退だと思うだろーなーwwwでも違うんだなーwww』ってのがもう透けて見える」

との感想もある。

「僕を見て!ってことだろ」

というのも今年2月14日、日本オリンピック委員会(JOC)が羽生選手の緊急記者会見を行った。男子シングル3連覇をかけた北京冬季五輪。4位に終わり、選手人生に限界を感じたのではないか、と大騒ぎになった。テレビ各局が生放送し会見を報じたところ、

「メディアからの取材依頼が殺到したため、急遽会見を開いた」

だった。つまり、何かを発表するネタがあったわけではなく、メディアに配慮したもの。メディアが聞きたかったのは「引退」関連のことであり、羽生選手は、

「また滑ってみたいという気持ちはありますが、分からないです」

と答えた。おそらく今回もアサイン関連の取材が殺到しているため、メディアに配慮し、緊急記者会見を開く、そういう可能性が濃厚だ。掲示板には、

「前も大会の後に重大発表とか言って記者集めてたじゃん」

「構ってちゃんかよ」

「僕を見て!ってことだろ」

「次で五輪に出るのをラストにする、ってだけじゃないの」

などといったことが書き込まれている。

 

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(リンク)

日本オリンピック委員会(JOC)の羽生選手紹介ページ

https://www.skatingjapan.or.jp/figure/player

/detail.php?id=N0qvoSfQGYA%3D