歌手のGACKTさんが2020年10月30日、自身のインスタグラムに大人気アニメ「鬼滅の刃」に登場する鬼の始祖・鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)のコスプレ公開したところ大好評を博し、これを報じたスポーツ報知の記事がヤフーニュースの閲覧ランキングトップを独走する事態となった。

しかしこれには続きがあって、「鬼滅の刃」の実写化が噂される中、「GACKTさんは素敵だが、実写化は辞めてほしい」という声が大きくなっていった。

 

「実写化されたらGACKT様で決まりですね」

 

GACKTさんはインスタグラムに、

「今日はこれからファーストテイクだ【鬼滅の刃】に敬意を表し、無惨風でやることにした
じゃ、やってくる」

と書き、鬼舞辻無惨そっくりのコスプレを公開した(写真)。さらに、「無惨」と題した動画をアップし、

「頭を垂れて蹲え。平伏せよ」(こうべをたれてつくばえ。へいふくせよ)

と、無惨と同じセリフを吐いた。

これがクオリティーが高すぎると大好評になり、インスタグラムには賞賛のコメントが2000以上付き、これを報じたスポーツ報知の記事がヤフーニュースの閲覧ランキングトップを独走する事態となった。

ところが、である。

「実写化されたらGACKT様で決まりですね」

というコメントで状況が変化する。GACKTさんは素敵で素晴らしいが、それと「鬼滅の刃」の実写化は別の話だというのだ。

人気アニメの実写化が発表されると決まって出てくるのが「実写化反対」の声だ。

 

「デビルマン」「ガッチャマン」「ジョジョ」などの悪夢再び?

 

実写化を反対する最大の理由はアニメの世界観が壊れてしまう、というもの。どんなにイケメン俳優や美人女優が演じても、ミスキャストだという声が出て、「生臭い」感じになってしまうし、コスプレ感満載だからだ、という。また、

「低予算な邦画の実写でアニメに寄せるとやっぱりチープだし偽物感が丸出しになる」

という意見もある。CGが安っぽいというのだ。

これまで反発の大きい実写化作品と言えば、「デビルマン」(DEVILMAN、2004年公開、主演:伊崎央登)が最も有名で、ほかには「鋼の錬金術師」(2017年公開、主演:山田涼介)、「タイガーマスク」(2013年公開、主演:ウエンツ瑛士)、「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」(2017年公開、主演:山崎賢人)、「ガッチャマン」(2013年公開、主演:松坂桃李)などがあり、海外作品ではハリウッド版「ドラゴンボールエボリューション」(2009年公開、主演:ジャスティン・チャットウィン)が有名だ。

もちろん大ヒットした作品「るろうに剣心」シリーズ(2013年~、主演:佐藤健)、「デスノート」シリーズ(2006~、主演:藤原竜也)、「銀魂」シリーズ(2017年~、主演:小栗旬)

などもあるのだが、だいたいはアニメファン、原作ファンから悪評されるのが一般的だ。

 

「実写化、、、、???無理無理 鬼滅の作画能力見てみなよ!」

 

そのため、今回のGACKTさんのコスプレも、

「ガクトでこれなら、実写化は絶対アカンて事が良く分かった」

「似てる云々は置いといて実写化なんていらない」

という声が出ていて、「鬼滅の刃」の実写化については、

「この作品はアニメでいいんだよ」

「実写化、、、、???無理無理 あのアニメの作画能力見てみなよ!」

「実写にすると出演者の年齢が上がるんだよね。主役はれるような子役見つけるの難しいから」

「創造力が無いから人気アニメを適当にリメイク、簡単に稼げるだろうと..原作ファンも観たくないし、素晴らしい作品を傷つけないで欲しい」

「半沢直樹みたいに実写向きで面白くてヒットする作品はいっぱいあるんだから、実写俳優はおとなしくそっちやっててくれ」

などといったコメントが掲示板に出ている。

 

(リンク)

【鬼滅の刃/炎】GACKT無惨が歌ってみた

https://www.youtube.com/watch?v=mi6Iq0kgaIw&t=2s