11年前の豪雨災害で不通になっていた福島県のJR只見線。2022年10月1日から運行が再開する。不通以降初めて乗客を乗せた試運転が9月6日に行われ、ディーゼル機関車「DE10」が旧型客車3両を牽引したのだが、NHK福島放送局が公式ツイッターで「立派に走る電車に感動」と投稿。全国の鉄オタと思われる人たちから「電車ではない!」と総ツッコミを浴びせられ、謝罪することとなった。NHKのため正確な表現は必須だが、もしかして地元では、「電車」と一括りに呼んだりしてはいない?

「電車?????電線がないのに……」

NHK福島放送局は6日、「DE10」が旧型客車3両を牽引する動画と共に、

「只見線 再開前の試乗会/11年もの間不通だった区間で 立派に走る電車に感動、、」

と投稿した。これに全国の鉄オタと思われる人たちからツッコミが殺到。

「電車?????」

「電車? 機関車が牽引しているのに…… 電線がないのに……」

「ディーゼル機関車です どちらかというと電車というより汽車だとおもいます」

などと浴びせられることに。一方で、

「たしかに違うけどほんっと鉄オタって………… おめでとうだけでいいじゃねえかよぉ!」

「細かいこと言ってくる厄介なオタクがたくさんいて申し訳ないです」

などといったフォローもあった。NHK福島放送局は7日、

「昨日のツイートで『列車』と表記すべきところを、誤って『電車』と表記してしまいました。お詫びして訂正いたします」

と謝罪した。ところで、リプの中には、

「鉄道車両全般『電車』で通じます…鉄道が詳しくない方には区別つかないし」

というものがあった。実際に地元の人は只見線を走る鉄道車両をどう呼んでいるのだろうか。

只見町の観光係「私は汽車と呼ぶ」

NNJニュースは7日午後5時頃に只見町の観光係に話を聞いてみた。担当の女性は、

「私や周りの人たちは『汽車』と呼んでいます。詳しいことがお聞きになりたければインフォメーションセンターに問い合わせてください」

ということだった。電話番号を聞いてかけてみたが、対応時間は終了していた。それでその後、只見線管理事務所に話を聞いた。担当者は、「汽車」「列車」と地元の人は呼ぶと語った。NHK福島放送局のTwitterのやり取りも知っていて、「DE10」は「気動車」(内燃機関の原動機を車内に持つ鉄道車両)が正式な呼び方だが、専門的な名称のためメディアで流すのは難しいとした。

「まず、電車と呼ぶのは間違いです。『ホームに列車が入ってきます』とアナウンスしておりますので、メディアは『列車』と表記するのがいいと思います」

と話していた。

 

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(リンク)

NHK福島放送局公式Twitter

https://twitter.com/nhk_fukushima/

status/1567320040055181312

只見線管理事務所「只見線ポータルサイト」

https://tadami-line.jp/