中学校の教員を10年務めているという「のぶ」さんのツイートがバズっている。いじめっ子を出席停止処分にしたところ学校の雰囲気がよくなった。いじめられっ子が不登校になったりするが「学校に残すべきは、いじめをしていない子どもたちです」とした。

「いじめで自殺している学校でした」

「のぶ」さんは11月22日から24日にかけTwitterでいじめ問題について言及した。「いじめっ子を出席停止処分にしたとき、正直学校の雰囲気がよくなった」(11月23日)のツイートには1万4000のリツイート、5万4000の「いいね」が付いている。

「のぶ」さんが以前いた公立学校では、いじめた生徒を反省するまで別室に。繰り返す場合は出席停止にしていたという。これは校長の判断でできる処分。「いじめ防止対策推進法【概要】② (平成25年法律第71号)」に、

「懲戒、出席停止制度の適切な運用等その他いじめの防止等に関する措置を定めること」

と記されているとした。

「過去に生徒がいじめで自殺している学校でした。校長室には自殺した子の写真が置いてあり、いじめ指導に対する覚悟が違う。いじめ対応はマニュアル化され、加害者は個室で聞き取り、反省するまで別室、繰り返す場合は出席停止。徹底していました」

いじめっ子の親の説得が困難

いじめっ子を出席停止処分し雰囲気がよくなった理由は、生徒がいじめっ子に攻撃されたり、怯えたり、気を遣わなくていいから。生徒からは安心感が伝わって来た。

「学校に残すべきは、いじめをしていない子どもたちです」

いじめっ子には「誰かに危害を加える人は集団にいられなくなる」ことを経験として学ばせることが必要。ただし、「出席停止はハードルが高いのが事実」。念入りな準備と覚悟が必要とした。それはいじめっ子の親の説得が困難なこと。

「いじめっ子にも配慮を!」は変?

そのため対応をマニュアル化し、保護者に周知させ、合意を作っておく。「先手を打つのが重要」。もちろん直ちに出席停止とするのではなく、加害者を別室に入れ、人との関わり方を指導するなど適切な支援を行う。学習も空いている職員で対応する。保護者を呼んで面談をする。大事なのはいじめを繰り返さないよう一緒に解決策を考えること。それでもダメな場合に出席停止処分とする。

「被害者に我慢してもらうのはおかしいと思っています」

とした。「のぶ」さんの一連のツイートには、

「あと、いじめっ子の味方をして、おとなしい子を『悪い子』として吊し上げる事でその場を解決するタイプの先生、も学校から居なくなって欲しいです」

「『いじめっ子にも配慮を!』という考えは正直いじめっ子をつけ上がらせる要因にしかならないので良い考えだと思います。社会人しても問題ある加害者が会社に残り、被害者が退職し、加害者ののさばる現場になってる事に疑問を感じているので」

「僕が小学生、中学生の頃には、そこまで気概の有る、決断出来る教諭がいなかった。僕は体も小さくていじめの対象になっていた。だから独りで闘っていた」

「仮にいじめっ子が更生して戻ってきた時に、今まで被害にあってきた子達が集団となって無視や軽蔑、侮辱で逆に元いじめっ子を虐めてしまう可能性があるのが怖いですね」

といったリプが寄せられている。

 

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(リンク)

「のぶ」さんのTwitter

https://twitter.com/talk_Nobu

「いじめっ子を出席停止処分にしたとき、正直学校の雰囲気がよくなった」

https://twitter.com/talk_Nobu/status

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