「鬼滅の刃」のテレビアニメ新シリーズ「刀鍛冶の里編」の主題歌はロックバンド「ONE OK ROCK」(ワンオク)が担当する、というのはデマだった。ワンオクのボーカル、Takaさんが自身のInstagramで、「え?聞いてないけど、、、。」と否定した。そもそも「鬼滅の刃」はソニーグループのアニプレックスが企画、制作、販売、配信を手掛けていて、主題歌もソニー・ミュージックレーベルズ所属歌手が担当してきた。ワンオクの所属はワーナーミュージック。ライバル企業のアーティスト起用はあり得ないからだ。

世界戦略を進める上での「柱」?

デマの出どころはニュースサイト「週刊女性PRIME」(1月30日配信)、「アニメ『鬼滅の刃』LiSA・Aimerから一変!新シリーズ『刀鍛冶の里編』主題歌はONE OK ROCKが担当」。4月から新シリーズ「刀鍛冶の里編」がフジテレビ系で放送される。昨年の秋ごろにワンオクの起用が内定していた。理由は、ワンオクはヨーロッパ、北米などワールドワイドな活躍をしている。「鬼滅」の世界戦略の中でのワンオク起用は新たなファンを獲得する「柱」、というもの。「鬼滅」の主題歌は「紅蓮華」「炎」を歌ったLiSAさん(35)、「残響散歌」のAimerさん(年齢非公開)の2人が歌い、いずれも日本国内で大ヒット。ワンオクは歌詞が英語、世界的ヒットが見込めるというわけだ。ただネット上では、「鬼滅」とワンオクのイメージが繋がらない、無理やり感があり世界観が崩れる、との批判もあった。だたし、ワンオクが「鬼滅」の主題歌を歌うなど、音楽業界的にあり得ない話なのだ。

「やらせてくれんの?笑」

ボーカルのTakaさんは31日自身のInstagramストーリーズで、「週刊女性PRIME」の記事をアップ。その上に、

「え?聞いてないけど、、、。誰か教えて。やらせてくれんの?笑」

との文字を出した。「鬼滅」はソニーグループ。ワンオクはワーナーグループ。普通は交わらない。LiSAさん、Aimerさんはソニー・ミュージックレーベルズ社内レコードレーベルSACRA MUSIC所属。この流れで行けば新シリーズ「刀鍛冶の里編」の主題歌はこの2人のいずれかが担当、もしくは新たなSACRA MUSIC所属歌手。究極でもソニーグループ内の歌手になるはず。「ドル箱」のポジションをわざわざライバル会社に渡す理由はないのだ。

では誰が主題歌を担当するのか。映画「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」が2月3日から日本と、世界95の国と地域の映画館で順次上映される。この映画は「遊郭編」第10、11話と「刀鍛冶の里編」第1話が先行上映される。主題歌は誰が担当するのかはもうすぐ明らかになる。

 

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(リンク)

ワンオク・TakaさんのInstagram

https://www.instagram.com/10969taka/?hl=ja

週刊女性PRIME「主題歌はONE OK ROCKが担当」

https://www.jprime.jp/articles/-/26708