社会学者の古市憲寿さん(38)が迷惑路上飲酒について「路上飲みは日本の文化」と発言。ネット上で「そんな文化は聞いたことが無い」と反発が広がった。
NNJニュースが取材すると、迷惑路上飲酒はインバウンド(訪日外国人旅行)観光客の増加で急拡大。現在も迷惑行為を行っているのは外国人の方が多いのだという。
渋谷区「迷惑路上飲酒ゼロ宣言」
フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(9月4日放送)は東京都渋谷区の「迷惑路上飲酒ゼロ宣言」を取り上げた。渋谷駅周辺で迷惑路上飲酒をする人が急増。通行の妨げになっていて、ポイ捨てによるゴミの散乱、騒音など近隣住民や周辺店舗、来街者に被害が出ているという。それを防ぐために9月1日から渋谷センター街付近にパトロール員を配置。路上飲酒をする人に指導を行っている。
「迷惑路上飲酒ゼロへの環境づくりをすすめます」
というもの。それに対し古市さんは番組内で、
「こんなふうに文化って本当は生まれていくわけですよね。だから、路上飲みは日本の文化みたいなもんだったわけじゃないですか。それを全部、排除というのはちょっと違う気がします」
と路上飲酒を擁護するコメントした。すかさずネットでは「路上飲みが日本の文化など聞いたことが無い」と反発が起きた。NNJニュースは4日、渋谷区の安全対策課に話を聞いた。
ぱっと見ただけでも外国の人
担当者によれば、条例によりハロウィン、大晦日のカウントダウンは路上飲酒を禁じている。条例にはないが、それ以外の日でも路上、公園などでの酒盛りは認めていない。過去にも路上飲酒が問題になったことがあった。何度もパトロール隊を出している。ただし、花見を路上飲酒に含めるのなら、許可、管理された場でマナーを守って行われるのが一般的だから、今回の「迷惑路上飲酒」とは話が別とした。
路上飲酒が目立って酷くなったのはインバウンド観光客の急増から。そしてコロナ禍となる。インバウンドは無くなったが飲食店の閉店、営業時間短縮により屋外での飲酒が増えることに。そしてコロナ前よりも酷いことになった。現在は飲食店が通常営業。インバウンドの再開。担当者は、
「今年6月から迷惑路上飲酒をカウントしていますが、ぱっと見ただけでも外国の人が多い事がわかります」
と語った。そもそもずっと以前から迷惑路上飲酒に目を光らせ、パトロールをしていたわけで、「路上飲酒は日本の文化」という事も否定している。
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(リンク)
東京都渋谷区「迷惑路上飲酒ゼロ宣言」
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/bosai/bohan/
bohan-torikumi/meiwakurojyoinsyu_zero.html
フジテレビ「めざまし8」公式HP
https://www.fujitv.co.jp/mezamashi8/
古市憲寿さんX