「50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言したのは立憲民主党の本多平直衆院議員(56)だったことが2021年6月7日夜に分かった。自身もそれを認め謝罪し、福山哲郎幹事長が口頭で厳重注意した。福山幹事長はこの日の午後に記者団対し、「本人が言い過ぎたと撤回しているので、それでいいのではないか」と話し、本名の公表は避けたが、夜に発表に追い込まれた。

「犯人」として追及された3議員は濡れ衣だった

この発言の「犯人」についてネット上では、6月2日に行われた立憲の性犯罪刑法改正に関するワーキングチームの勉強会「性的同意のあり方」での出来事だとし、出席した泉健太衆議(46)、近藤和也衆議(47)、寺田学衆議(44)が疑われていた。しかし、講師に招かれた桃山商事の清田隆之代表のTwitterから、「犯人」は別にいるのではないか、との議論に変わっていた。また、記事にしたのは産経新聞のみだったことで、産経の誤報も疑われた。

本多議員が発言したのは5月10日に開かれたワーキングチームの会合だった。党には、

「興奮していたので覚えていない。本意ではない」

と撤回を申し出ていた。本田議員は注意を受けた7日夜、

「趣旨において私の理解が足りていない、また報道によって傷つく方がいるとのご批判は当然と考えます。真摯に反省をし、認識を深めていきます」

「刑事処罰の議論では、限界事例についての検討や、特異な例外事例の存在など緻密な検討が必要だと考えました。しかしながら、私の発言は、例外事例としても不適切であり、お詫びして撤回いたします」

とのコメントを発表した。

本多議員のプロフィールは、1964年札幌市生まれで北大法学部卒。松下政経塾卒塾後、枝野幸男衆議院議員政策秘書。埼玉12区から衆院選に2度当選。2017年10月に立憲公認で北海道4区当選。現在は立憲民主党政調筆頭副会長・北海道連合代表代行の任に就いている。妻は立憲の西村智奈美衆議院議員(54)。

 

(リンク)

本多平直衆院議員公式HP

https://www.hiranao.com/

 

西村智奈美衆院議員公式HP

https://www.chinami.net/