国内のアニメ制作会社として絶大な人気と信頼のあった京都アニメーション。2019年7月18日の第1スタジオがガソリンで放火され、36人の命と建物が消滅した。京アニのテレビアニメは19年1月終了の「ツルネ-風舞高校弓道部-」(NHK総合)で途絶えていたが、「小林さんちのメイドラゴンS」が7月7日に放送され復活を果たした。これは同シリーズアニメの二期。一期の監督は火災で亡くなった武本康弘さん(享年47)。放送が始まると武本さんの名前がテロップに出てファンは涙を流した。同アニメ公式Twitterには「おかえりなさい」「ありがとう」の言葉が溢れた。
これまでのクオリティーは保てたのか?
「小林さんちのメイドラゴン」は2017年1月から4月にかけて放送され、二期の制作が待ち望まれていた。ところが監督の武本さんが火災によって死亡。ファンの多くが二期を諦めるなか、京アニはテレビアニメ復活を「小林さんちのメイドラゴンS」行うと発表する。監督は「涼宮ハルヒの憂鬱」「Kanon」「CLANNAD」で知られる石原立也さん(54)が引き継ぐ。7月7日の放送日、ファン達の関心は36人の精鋭を失った京アニが、どこまで復活しているのか、これまで通りのクオリティーを保っているのか、にあった。オープニングがスタートすると、制作スタッフの名前がテロップで出た。そしてこの名前があった。「シリーズ監督 武本康弘」。
同アニメの公式Twitterには7月8日、こんなリプが寄せられた。
「OPから泣いてました。これからも応援しています!!」
「ありがとう!」
「おかえりなさい!」
「武本さんは、この作品を石原さんが引継いでくれた事を喜んでいることでしょう」
そして復活1話の感想としては、「京アニらしさが失われていない」「これぞ京アニ」「作画凄すぎて腰抜かすレベル」などといった高評価が出ることになった。
(リンク)
「小林さんちのメイドラゴンS」公式Twitter
https://twitter.com/maidragon_anime
「小林さんちのメイドラゴンS」公式HP