米Twitter社が、TwitterのUI(ユーザインターフェース)を日本時間で2021年8月12日に変更したところ、「目が疲れる」「分かりにくい」「頭が痛い」などといった苦情が殺到した。

ユーザー補助の「Twitter Accessibility」は14日、「感覚が敏感な人から苦情が寄せられている」とし、「繰り返して修正を加えます」と発表した。一方、ユーザーからは「修正ではなく元に戻して欲しい」という要望が多い。

視力の弱い人への配慮が全面に出た

今回のリニューアルでTwitter社は、サイトが見やすくなり、混乱することが減り、より使いやすくなる、と説明していた。これは、ウエブコンテンツアクセシビリティガイドライン(WCAG)を強く意識することにより、視力の弱い人への配慮が全面に出たものだった。これまでのユーザーにとってはコントラストが強くなり「目が疲れる」「頭が痛い」といった苦情が出た。また、パソコン版では従来「フォロー」ボタンが白ならば「フォローしていない」だったのが、リニューアル後は「フォローしている」という真逆な設定になるなど「分かりにくい」という批判が出た。

「これは良くない」と誰も言わなかった?

「Twitter Accessibility」は14日、リニューアルしたUIについて感覚が敏感な人から苦情が寄せられている」とし、

「フォントに関する全てのユーザーの指摘を確認しており、積極的に修正を加えます」

と公式Twitterで伝えた。

これについてユーザーは公式Twitterに、

「リニューアルに取り組む何千人もの人々がいて、最初から『これは良くない』と誰も言わなかったとしたらクレイジーです」

「新しいフォントは私の目を傷つけます。一行以上読むのは苦痛です。展開前にモニター調査はしなかったのですか?」

「修正せずに、デフォルトのシステムフォントに戻してください」

などといったことが書き込まれている。