新形コロナウイルスワクチンの2回接種を終えた人が5000万人を超えたと内閣府が2021年8月20日午後2時に発表した。正確には8月19日時点で2回接種を終えた人の数は5052万7102人となった。
ところがネットでは、これだけ接種者の数が増えているのに1日の感染者数が連日過去最高を記録している、との議論も。ワクチンの効果はどうなっているのか、NNJニュースは内閣府に話を聞いてみた。
内閣府「感染者数を抑えることができています」?
首相官邸のHP「新型コロナワクチンについて」によれば、8月19日までの総接種回数は1億1573万9998回で、うち1回以上接種者が6521万2896人、接種率は51.3%。うち2回以上接種者が5052万7102人で同39.7%になった。
一方で、接種が進めば感染者の数が減少すると思われているのだが、19日は感染者の数が2万5156人と全国で初めて2万5000人を超え、1日としてこれまでで最も多くなった。ネットでは、
「でも感染者も重症者も減りません なんで?」
「なんでワクチン打ってない頃より感染者増えてるんだろ」
などといった疑問が出ている。NNJニュースは2回接種完了者が5,000万人を超えました」と発表した内閣府に話を聞いてみた。
担当者によれば、
「ワクチンによる感染防止効果はてきめんで、感染者数を抑えることができています」
ということだった。それではなぜ1日の感染者数が連日過去最高を記録しているのか。担当者は、
「ウイルスの感染力が強くなっているなど、様々な要因が背景にあります」
とし、あまりよく分からない回答だった。ちなみに菅義偉首相は、
「1回目の接種が国民全体の約4割になると、感染者数が減り始めるといわれている」
と以前に語っている。2回打たなければ効果は期待できない、というのが現在の定説で、8月19日までの2回以上の接種者は39.7%。これが40%を超えたら変化はあるのかもしれない。
(リンク)
首相官邸HP「新型コロナワクチンについて」