元衆議院議員の杉村太蔵さん(42)が若い人が投票に行くことについて、「あなたの一票が日本を変えます」と言うけれど、これは言いすぎであり「一票で変わる方が危険だ」とコメントした。すると、「そういう意味じゃないだろ」「だから投票率下がるんだよ」などといった反発が起きた。
変わらんから投票なんてすんなってか?
杉村さんは2021年10月31日放送のTBS「サンデー・ジャポン」に出演。若者の投票率の低さに話題が移ると、こう言い放った。
「自分も選挙を経験して感じますのはね、若い人たちにね『あなたの一票が日本を変えます』って言うでしょ?これは言い過ぎだと思うわけ。正直なところ。あなたの一票で日本が変わる方が危険だから」
この発言にネットで「そういう意味じゃないだろ」といった反発が起こり、
「頭空っぽの杉村太蔵 なぜこんなアホがテレビ出るのか」
「たかが一票で結果なんて変わらんから投票なんてすんなってか?バカなの?」
「若い人達が間に受けて『選挙なんて行っても無駄』になっちゃう」
などといったことが掲示板に書き込まれた。そもそも「あなたの一票」というのは特定の個人「私(個人)の一票」ではなく、不特定多数の個人に呼び掛けている言葉であり、そうして集まった票の塊が日本を変えるというもの。
「あなたの一票」と「私(個人)の一票」
杉村さんの発言に対し、同番組に出ていた国会議員の政策について語り合う政策紹介サイト「PoliPoli(ポリポリ)」運営の慶応大4年伊藤和真さん(22)は、
「数十万人のうちの一票でしかないんですけど、そういう一票だったりとか、一人一人の声が日本を変えてきた、というのがありますので、一票の価値は諦めない」
と返した。すると杉村さんはこう付け加えた。
「20代の投票率は30%くらいですから、20代の投票率が40%を超えたら、大きく政治が変わるんじゃないかっていうのは感じます」
つまり、「あなたの一票が日本を変えます」というのはそういうこと。杉村さんは最後まで「あなたの一票」と「私(個人)の一票」を混同していた。
(リンク)
TBS「サンデー・ジャポン」公式HP