ウクライナのドミトロ・クレーバ外務大臣が、ロシア警察に拘束されている3人の子供の写真をTwitterにアップした。「NOTOWAR」(戦争をやめて)のプラカードを持ち反戦活動をしていたとし、拘束されたのだという。クレーバ大臣は「プーチンは子供とも戦争をしている」と訴えた。
金網越しに泣いている子供の動画
クレーバ大臣が2022年3月2日に更新したTwitterにはこう書かれている。
「プーチンは子供たちとも戦争中です。ウクライナでは彼のミサイルが幼稚園や孤児院を攻撃しました。そしてロシアでも。 7歳、9歳、11歳の子供が『NOTOWAR』のプラカードで平和を求めたところこうなりました。これはその男がどれほど恐ろしいのか示しています」
写真は3枚あり、3人の子供が鉄格子の中に閉じ込められているような写真と、警察の取調室にいるような写真だ。この写真と別の動画がネットに拡散されていて、動画には金網越しに泣いている子供が映っている。
これまで50都市で7000人が拘束された
イギリスの「Daily Mail 」電子版によれば、この写真はロシア野党の政治家、イリヤ・ヤシン氏(38)がSNSで公開したもの。子供たちは「戦争反対」「ロシアとウクライナの愛は等しい」とカラフルな文字で書かれた反戦プラカードを持ち、ウクライナ大使館に花を届けるため歩いていた。その子供をロシア警察が拘束し、警察車両の護送車の後ろに閉じ込めた。黒い制服を着た少なくとも2人のロシアの警察官と思われる人物が監視しているのがわかる、と書いている。「OVD-Info」(国の抗議を追跡する組織)によると、ロシア各地で反戦デモが起こっていて、これまでに約7000人が50もの都市でロシアの警察に拘束されているという。
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(リンク)
ドミトロ・クレーバウクライナ外務大臣のTwitter